私が子供のころ、祖母の家にはたくさんの猫がいまして、
外と室内とを勝手に出入りしていました。
だから当時から猫ひっかき病の原因菌が存在するとすれば、
たくさんの猫のうち何匹かは感染していたかもしれません。
※猫の保菌率は1割前後のようです
それでも祖母宅に住んでいた家族に、猫ひっかき病らしき症状は出たことはありませんし、
猫をいじめて相当ひっかかれた経験のある私もそんな症状に見舞われたことはありません。
思えば私は田んぼの中に建てられた家に住んでいたので、
いやでも頻繁に雑菌と接触するような環境で育ったのでした。
それで猫ひっかき病に対する抵抗力も合ったのかもしれません。
ところが昨今は抗菌ブーム。
とにかくなんでもかんでも徹底的に清潔にしなければならないという雰囲気になっています。
そうしなければ「不潔な人」として嫌われかねません。
抗菌グッズはよく売れますし、除菌ティッシュを持ち歩いている人も多いでしょう。
手を洗う石鹸だって、石鹸成分にさらに除菌成分を加えたものが人気があります。
肌の常在菌すら排除しつくす勢いです。
また食べ物も変わりましたね。
ファーストフードなどでの外食が増えましたし、
家で食べるにしても、コンビニの弁当やインスタントのおかずなど
出来合いのもの(しかも添加物たっぷり)を食べることが多くなりました。
もちろん栄養も偏ります。
以上のようなことから、
現代人の免疫システムは十全に機能しなくなっていると考えられるのです。
それで昔はほとんど問題にならなかった猫ひっかき病が、
ここ数年になって目立つようになってきたという推論が成り立ちます。
